いやはや、お誕生日ですよ。昨日で25歳になりまして、四捨五入すると30歳なわけです。25歳ってどうなんですかね？まだまだイケますよね？先日なんて、ティーンエイジャーの鼻タレ小僧と話していると、

「ミスターＭさん、B系って知ってます？……そうですか！知ってますか！B系がですね…」

なんてコト言われました。恐らく彼は同年代の友達と話すときは、

「B系ってさ～」

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みたいな感じでいきなり切り出してると思うんですけど、私に対してはまず「B系」を理解しているかの確認から入るんですね。いやいや、B系くらい知ってますよ！

チェケラ～って言えばいいんでしょ？DA・YO・NE～とかでしょ？ズボンを下げてYO！とかするんでしょ？今B系の間で最も熱い有名人はバブルガム・ブラザーズとかその辺でしょ？このように、私はまだまだ若いモンには負けません。言うなればチョベリグでイイカンジ～♪なのです。

ともあれ、今時のヤングメンは私を見て、ただのキモいオッサンと認識するようです。確かにハゲは進行しています！下っ腹も出ています！しかしそれらは全て大人のダンディズムの象徴であり、青二才には真似できないアダルトかつワイルドな魅力なのです。

そんなわけで、めでたく誕生日を迎えた私の昨日の様子を追ってみましょう。

昨日は０時の時報と同時に、携帯の新着メールをセンター問い合わせで確認しました。しかし友達からの誕生日おめでとうメッセージは０。どうやら焦りすぎていたようです。

深夜１時を過ぎる頃には、センターに問い合わせすぎて携帯の要充電ランプが点灯しました。未だメッセージは届きません。

深夜２時。私はあることに気付きました。いくら誕生日だからって夜中にメールするのは失礼なことであって、みんなはソコを弁えているため『敢えて』メールを送らないのだということです。目覚める頃にはおめでとうメッセージが殺到しているであろうと期待を寄せつつ就寝。。。

夜が開けて午前９時。まだメールは来ません。随分と長いフリですね。

午後０時。期待に胸が踊り、昼ご飯もノドを通りません。

午後３時。もしやと思い、今日の日付を確認。しかし間違いなく4月26日、私の誕生日です。

午後６時。陽の陰りとリンクするように、私の心も薄暗くなりはじめました。

午後８時。みんなが家に帰り着く頃です。そろそろですかね？

午後10時。スゴいです！おめでとうメールを全く受け付けないパーフェクトな守備！完封も見えてきました。

午後11時。もしや私の携帯に異常があるのでは？すぐさま自分で自分に空メールでテストを試みるも、結果は問題ナシでした。正常に機能しているようです。

同59分。これはギリギリまでワザとメールを送らないというドッキリ作戦ですね。みんな笑いを理解しているようです。じらしてオトすのは基本ですからね。

午前０時（翌4月27日）。気がつくと、私は暗い部屋の片隅で泣きながら膝を抱えてうずくまっていました。

こうして振り返ると、私の誕生日を祝うメッセージはおろか、その他の用件を含めても私の携帯は（自分の空メールを除けば）一切鳴っていないという驚愕の事実が浮き彫りになります。昨日は私にとってメデタイ日ではなく、むしろシニタイ日となったのです。

え？そんな私の年齢？

モチロン未だ24歳です。