沖縄戦の終結からちょうど60年だとかで、メディアなんかでも特集やってますね。
でね?私もこの流れに乗り遅れまいと、ニュース見てみたり、新聞読んでみたり、ネットでそれっぽいホームページを覗いてみたりイロイロしたんです。まぁ情報は腐るほどあってですね、なかでも当時の方々の体験談には本当に心を揺さぶられ、胸が痛くなりました。米軍の攻撃にやられたとか、栄養失調や伝染病で死んだとか、集団自決が相次いだとか。それを見て私も例に漏れず、何と悲しいことだ!!と思った次第です。ええ。
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そこでもう一つ。なんかね。この「集団自決」を「集団死」ていう呼称に改めようというどっかの市民団体があるみたいです。「自決」は自ら決すると書きますから、これでは自分で死を選びました的なニュアンスが含まれているとのこと。
彼らによると「亡くなった方々は戦争の犠牲者で、嫌々死んでいった可哀想な人たちなのだ」ということらしいのですが、いやはや。それだけじゃないでしょ?もう一個大事なことを忘れていませんか?
たしかに戦没者は可哀想な犠牲者なのは間違いありませんが、彼らは国のために殉じ、その死のうえに現在の日本があるということを考えると、私はこのムナ毛ボーボーの胸に湧き起こる感謝と尊敬の気持ちを抑えきれないわけです。戦没者は犠牲者であると同時に功労者と評価してもよくね?と思ってるわけですが、そんなこと言うと市民団体の人たちは戦争賛美と曲解するんでしょうか?
いっぱい人が死んだ→だから戦争はよろしくない→戦争反対
と仰ることはごもっとも!しかし
いっぱい人が死んだ→沖縄の人が死んでまで守ろうとした自治を我々も大事にせねば→戦ってでも自分の国は自分で守る
という解釈も出来ると思うわけです。
とりあえずメディアや市民団体は悲惨さを煽るばっかりで、戦没者に対する「よく頑張ってくれました!申し訳ない!そしてありがとう!」という気持ちが窺い知れないのです。
ハナシがそれましたが、戦没者を被害者・犠牲者としてのみ捉えると「集団自決」の呼称は適当でない。だから「集団死」にしましょう…ッて、そりゃ違うやろが!!ということを言いたいんですね。
反戦平和の理想のもとに戦没者を哀れな悲劇の人としてしか評価できない市民団体ですが、その理想を実現する方法が改称によるイメージ操作なのだとしたら、もうスキだらけ。ツッコミ炸裂です。さらに彼らが言うには、民間人が正義で旧日本軍が悪であるらしいです。大東亜戦争において、日本こそが絶対悪と主張する人たちなんですね。もう脳みそのメーターが左に振り切っているとしか思えません。「沖縄の民間人は旧日本軍の命令で自殺させられた」なんて言ってましたが、あたらしい歴史教科書をつくる会が検証したところ、そんな軍令はなかったとのこと。軍による強制がなかったのなら「集団自決」でよろしいのでは?と思うのです。すると彼らは、「戦争によって自殺させられた事実は揺るぎない。軍令があったかどうかはさして問題でない」ですってよ?奥さん!
いやいや…
大 問 題 で す
本気で反戦平和を訴える人の物言いとは思えません。集団自決の悲劇を繰り返したくないなら、その原因を探るのは当然です。何が悪かったのか、過去を踏まえ今後どうすればよいのか、軍令の有無で解釈は全然違ってくるじゃない?
命令がなかった→集団自決に至らしめた直接の原因は米軍の侵攻
命令があった→原因は旧日本軍の命令
ね?
民間人に危害をくわえた友軍も、逆に民間人の命を救った米軍もいたかもしれませんし、御国のために本心から喜んで自決した人もいたかもしれません。特例を挙げるとキリがありませんが、集団自決を引き起こしたのは旧日本軍だと言うのはこれ如何に?
なんかね。芥川賞作家の目取真ナントカさんという沖縄の人は「沖縄の犠牲は日本軍のせいだ。だから軍隊いらね」というふうに言ってるんですよ。これでは結果的には負けたけども、アメリカの鉄の暴風を止めんとするために犠牲になった旧日本軍の魂は浮かばれません。
沖縄に派遣された日本軍の牛島司令官は持久戦による抵抗の命令を下したために、多くの犠牲払ったわけですが、その孫の牛島ナントカさんとかいう人が学校教師をやってて、平和授業だか何だかで自分の祖父を徹底批判してるんですね。戦況の悪化による牛島司令官の自決をもって、一応かたちとしては沖縄戦終結となるんですが、彼は我欲のために部下に無茶な命令を下したわけじゃないんですよ。沖縄を…さらに本土を外敵から守るという使命を果たすためにプロに徹してるんじゃないですか。結果的に失敗しましたけど、命令だけして後はヨロシク!ではありません。で、最後は自決ですよ。個人が出来る最大の償いじゃありませんか。戦争もなくのほほんとしてる現在の人が、それも直接の子孫が、牛島司令官をさしてアイツは悪いヤツだ!なんて教えてるんですね。
で、もう一つ。沖縄守備軍の太田司令官は、昭和天皇に宛てて「沖縄県民斯く戦へり。県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを」つまり「沖縄県民はよく頑張ったんで今後は良くしてやってね」みたいなことを言ってるんです。
何かあれば「○○メートル先、左折です」のナビに頼ってばっかりで自分で道順を考えないヤツらに、過去に命張った人を見て心にグッとくるものは無いのか!と思う次第です。もうね。上着を引きちぎりながら「てめぇらの血は何色だぁ」と言いたい!「おまえはもう死んでいる」と言いたい!さらに言うなら指先ひとつでダウンさせたい!
まぁともかく沖縄といえば、芸能人が話題になってるということで、やはり沖縄アクターズスクールですよ。もう解散しましたけど、SPEEDっていましたよね?あのメンバー4人の顔を思い出してみてください。
1人だけ場違いなのがいるでしょ?
よく見ると、キン肉マンが混じってるでしょ?
いやはや、意外なところに正義超人が紛れ込んでいるんですね。あれですよ。歌う2人と踊る2人がいて、そのなかの踊っているように見せかけて、実は何かの技をかけているアノ人です。解散後にジャマイカに行くと見せかけて、実は隣のメキシコで地場プロレスに殴り込みをかけているアノ人です。
この様に、正義とは知らないトコに潜んでいたりするんですね。ただ反戦平和こそが正義と言うときゃ間違いないと思ってるアフォには注意です。あぁ心に愛がなければスーパーヒーローじゃないわけですから、使命のために散った先人を貶める愛のない輩どもは正義超人にはなれません。
とりあえず、私は沖縄で犠牲になった方々に敬意を表して「キン肉マン」と呼びたいと思っていますが、どう考えても何だか悪口っぽいことと、戦争というテーマを面白く語ろうとしても、題材がヘヴィすぎてスベっていることが今の私の悩みです。