「青春18きっぷ」で帰ろう 東京 – 福岡の旅
今冬、12/26にLAから成田へ、日本へ帰ってきました。そのまま千葉の方でバタバタしながら滞在していたのですが、すっかり福岡までのチケットをとるのを忘れていました。さすがに急に飛行機のチケットをとれるわけもなく、しかもそんな高いチケット代を払えるわけもなく路頭に迷っていまして、いろいろと帰る方法を探していました。
そしてYahoo!先生、Google先生が教えてくれた答え。
航空券 – 30000円以上(旅行会社すでに休み)
キングオブバスはかた号 – 15000円 (満席)
青春18きっぷ – 11500円也。
ええ、普通電車で海を渡れってことですよね?
という訳ではじまった今回の帰省。
もし、これからお金がないので18きっぷで帰ろうという方は下記の行き方で帰ってみては?
乗車区間:
東京(東京都)23:43
↓
大垣(岐阜県)06:56
列車:ムーンライトながら(大垣行き)
まずは東京発ムーンライトながら。18きっぷ御用達のの人なら、知らない人のいないこの列車。
注意点としてこの列車の出発がPM11:43であること。この時点で18きっぷを使用してしまうと12時をまわった時点で1日分がなくなってしまいます。なので横浜駅までの乗車券を購入しておいてください。
そして18きっぷシーズン中の「ムーンライトながら」の指定券はプレミアムチケットです。乗車1ケ月前に満席になってしまうこともあるそうです。私の場合、Yahoo!オークションにて前日に落札、落札金額600円(定価510円)。私のように行き当たりばったりでなく計画的に指定席は購入した方がいいですよ。
リクライニングシートで座り心地抜群。7時間の乗車時間ですが寝ていればあっというまに東海地方でした。
乗車区間:
大垣(岐阜県)07:00
↓
米原(滋賀県)07:37
列車:東海道本線(加茂川行き)
ムーンライトながらを降りて別ホームへ。西日本へ向かう人たちが一世に移動します。途中、雪の積もった関ヶ原の風景が楽しめました。
実は列車の旅には不可欠であるJR時刻表を持っておらず、しかも携帯で駅検索もできないという状況。自分の使えるツールは「人に聞く」ことだけ。
目の前に座っていた親子に関西方面までの行き方を聞いてみると、どうやらその中学生くらいの年の子供が鉄道マニアらしく、神奈川から来ていたのになぜか詳しくここら辺の乗り換えを教えてくれました。
乗車区間:
米原(滋賀県)07:49
↓
姫路(兵庫県)10:26(網行き)
列車:東海道山陽本線快速
米原駅を降りてとなりのホームへそのまま網干行きの東海道山陽本線快速に乗車できます。京都駅、大阪駅、神戸駅を経て姫路駅へ。んー、三都物語やわー。途中、隣の人に携帯電話を使わせて福岡までの行き方を検索してもらうという荒技にでましたが、結局、駅員さんに聞いてこの姫路で降りるという情報を入手。あいかわらずご利用計画ゼロ。
ヒマなのでこの日記を更新中。
乗車区間:
姫路(兵庫県)11:06
↓
相生(兵庫県)11:27(播磨行き)
列車:東海道山陽本線新快速
ここからだんだん電車の本数が少なくなってきます。そして電車で安く帰ろうとする若者達と見た目完全鉄道マニアの方も増えてきました。
乗車区間:
相生(兵庫県)11:27
↓
岡山(岡山県)12:35
列車:山陽本線(岡山行き)
この帰省初立ち席。しかし、あまりの疲労により他人の迷惑も考えず地べたに座り込むという荒技を披露。しかも地べたに座りつつも寝るというトリプルAまで決めてしまいました。そろそろ疲れがたまってきましたよ。
乗車区間:
岡山(岡山県)12:41
↓
下関(山口県)19:22
列車:山陽本線(下関行き)
意外に広い岡山駅にビビりつつ、やはりここも駅員さんに聞きます。「9番ホームからもうすぐ下関行きがでますのでお急ぎください。」とのこと。ええ、急ぎますよ。なんとか乗車。
転換クロスシートの車両、お客さんもそこまで多くなく、楽々座ってます。
のんびりとした岡山の風景とともにのんびり走る山陽本線。ってもっと急ぎなさいよ!
しかし、つらい。この普通電車約7時間。最初のムーンライトは眠れたのですがまったく体を動かしてないこの昼下がり。少し寝てすぐ起きるの繰り返し。
尾道駅
意外に役に立ったまくら型スピーカー i-Dream
瀬戸内海
瀬戸内海に落ちる夕日を見ながらケツと腰の痛みに苦しんでました。
乗車区間:
下関(山口県)19:27
↓
門司(福岡県)19:40
列車:山陽本線(門司行き)
下関にきました。もう九州は目の前。このトンネルをくぐれば九州です。
乗車区間:
門司(福岡県)19:47
↓
博多(福岡県)21:13
列車:鹿児島本線快速(荒尾行き)
見慣れた電車、高校生のころ毎日利用していた電車です、鹿児島本線。ついに九州上陸。福岡上陸。
我が故郷は博多駅から30分くらいの場所です。やっと帰ってきました。8年ぶりの冬の福岡。
今回の経費
青春18キップ – 11500円
ムーンライトながら指定席 – 780円(落札金額+送料)
残り4日分、青春18キップ オークション出品 – マイナス??円
計12280円マイナス??円
正月あけにでもこのきっぷをオークションに出したいと思います。なので結果的にこんなに安い値段で帰郷することができました。
この帰郷、シアトルの旅同様、かなり疲れました。
東京ー福岡を8本の深夜電車、普通電車、快速電車を乗り継いできました。かかった時間は22時間。車窓から見える風景は見慣れた懐かしの日本の風景。飛行機、新幹線では感じることのできないモノだと思います。
静かに眠る東京。
朝日とともに広がる関ヶ原の雪景色。
京都、大阪、神戸をつっきる快速電車。
懐かしい田舎を感じさせてくれる中国地方。
瀬戸内海に沈む夕日。
博多のネオン。
体力的に少しきついものがあるかもしれませんが、私が言えることは一つ。
絶対飛行機がいい!
_| ̄|○ こ、腰がいたい。。
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