流儀4: 極論

極論は使わない

ハジメと会話をしているとバランスという言葉が多用されている事に気づく。

何故バランスか?

ハジメは知っている。人間だけが、唯一、微妙なバランスの上に生活している地球上の生物なのだと。

ハジメは極論を言わない。

極論を使うと簡単に議論は収束に向かうだろう。

それが、特例を標準化したようなものであってもそうだ。

しかし、極論でしか、話せないのは生と死の中で生きる動物と概念が近い。

ハジメは人との会話の中、皆が居心地が良いバランスを保つことができる。

その中で自分のこだわりをどう組み込むかが、技術であり、自分の色なのだろう。

そんなハジメが唯一つかう極論。

それは最悪穴が有れば良い。だ。

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