流儀6: 理想を追え

理想とは抽象的であり常に掴めないものなのか?

違う。

ハジメは常に自分が自分であるための挑戦をしている。

人間には誰しも理想の自分がいる、そして、理想の自分と今の現在地の差に苦しむ。

ハジメは毎日挑戦している。理想のハジメになるための。

彼は毎日、9時に目覚まし時計をかける。しかし、決まって起きるのは10時。

彼は問う。理想の自分なら?

9時に起きて、きちんと朝食をとるのか?

間に合うから10時まで寝るのか?

間に合うのは会社の集合時間に間に合うだけで、人生には間に合わない。

彼は知っている。

自分との闘いだと。

理想の自分には自分しかなれない、ハジメはハジメが思い描くハジメになりたい。

他人の評価は童貞の戯言と等しく価値がない。

間に合え。理想の自分に。自分の人生に。

間に合え!そう願い、ハジメはまた一つRodeoのギアを上げた。

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